秋田の郷土料理で有名なのが「きりたんぽ鍋」。
「きりたんぽ鍋」は、秋田県北部でよく食されています。
では「だまこ鍋」はご存じでしょうか。
だまこ鍋は県中央部でよく食べられており、きりたんぽ鍋と似ている料理です。
簡単レシピも紹介しますので、ぜひ親子で作ってみてくださいね。
「きりたんぽ鍋」と「だまこ鍋」の違いについて
「きりたんぽ鍋」と「だまこ鍋」の違いは、鍋に入れるご飯の形状です。
- きりたんぽ鍋・・・筒状のたんぽをちぎって鍋に入れる
- だまこ鍋・・・すりつぶしたご飯を団子状にして鍋に入れる
具材やスープは同じですが、食感の違いから別の鍋と言えます。
「だまこ鍋」の作り方
【材料】
・炊きたてのご飯
・鶏もも肉
・ごぼう
・まいたけ
・ねぎ
・せり
1.ご飯をすり鉢に入れ、すりこぎで突いてつぶしていきます。
ご飯の粒が少し残るくらいが目安です。
これを“半殺しにする”と地元ではいいます。
2.手を水で濡らしながら1のご飯を団子状に丸めます。
この作業は子どものお手伝いにぴったりですよ。
大きさはバラバラでも構いませんが、小さいと崩れやすいです。
3.鶏ガラ出汁を作り、醤油ベースのスープを作ります。
専用スープを使うと簡単に作れるので、おすすめです。
きりたんぽにも使われるスープで、通販でも手に入りますよ。
>有限会社斎藤昭一商店 比内地鶏スープ
4.鍋に野菜、鶏肉を入れます。
火が通ったら、2のだまこを最後に入れます。
少し煮えたところで完成です。
作って、食べて、楽しむ「だまこ鍋」
「だまこ鍋」の魅力は、鍋一つでお腹いっぱいになるところ。
だまこは、旨味が出たスープを吸収してモチモチになります。
柔らかいので離乳食を食べている赤ちゃんも食べられます。
地元ではせりの根っこも一緒に入れています。
これを大人が好んでよく食べています。
また、だまこを丸めるとき子どもにお手伝いしてもらいます。
そうすると自分の作っただまこ探しが始まり、より楽しめますよ。
作るときも食べるときも家族みんなで楽しめる「だまこ鍋」。
晩ごはんにいかがですか?
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