大人にとって「おやつ」はただの間食かもしれませんが、一度にたくさん食べられない子どもにとって「おやつ」は、大切な食事のひとつなんです。
「エネルギーの補給」「水分の補給」「食べる楽しみ」
子どもにとっておやつが持つ役割は大きいものです。
大人がよく食べているような甘いスナック菓子ではなく、自然の素材を生かした食事の補いになる食材をおやつとしましょう。
子供のおやつのポイント
朝・昼・夕の基本的な食事は規則的に取り、おやつは1日1~2回、量と時間を決めてあげると良いです。寝る直前のおやつは、虫歯予防のため控えましょう。ジュースを与える場合にはこのおやつタイムに与えると良いですが、糖分の摂りすぎが原因で下痢をする場合もあるので、お茶や白湯などが好ましいです。ジュースを与えない場合にも必ず飲み物と一緒に与えましょう。
おすすめの子供のおやつ
季節のたべものを取り入れると、より美味しくその季節ごとの味覚を楽しみながら食べることができます。くだものならイチゴやみかんなどです。野菜であればさつまいもを使用したふかし芋などは季節の味覚ですよね。それ以外にもヨーグルトやチーズなどの乳製品などもおすすめです。
赤ちゃんとヨーグルトの関係
人間の腸の中には腸内細菌とよばれるさまざまな微生物が住み着いています。腸内細菌には善玉菌と悪玉菌があるのですが、善玉菌が減ると便秘やおなかの調子を崩したり、免疫力まで低下するといわれています。生まれたばかりの赤ちゃんの腸はほとんどが善玉菌なのですが、離乳食を始めいろいろな食べ物を食べるようになると、大人の腸内にいるような悪玉菌も現れます。特に赤ちゃんは食べる量や食物繊維、水分の量などで便秘になることがあります。そのような場合には乳酸菌を豊富に含むヨーグルトが効果的です。ヨーグルトには腸内環境を整える乳酸菌の他に、乳幼児に不足しがちなカルシウムも含まれていますし、発酵によってたんぱく質も消化・吸収されやすくなってます。
乳幼児期に必要な栄養素と食品2つ
乳幼児期に意識して取り入れたい栄養素があります。ひとつは「カルシウム」。
子どもだけではなく、大人も含め日本人全体が不足気味の栄養素です。カルシウムには骨の成長や機能の調節のために必要な栄養素で大豆製品、青菜、小魚などにもカルシウムは含まれていますが、牛乳や乳製品のほうが吸収率が高いので上手に利用しましょう。
カルシウムの他に「鉄」も重要です。忘れがちなのですが、鉄は血液を作ったり脳を発達させるために9ヶ月頃から特に必要で大切な栄養素です。9ヶ月頃には、妊娠時ママのおなかの中でもらった鉄が少なくなってくると言われています。レバーやひじきなど鉄を含む食品を意識的に取り入れることで不足しないように心がけましょう。
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