土用の丑の日に、鰻を食べるという人は多いのではないでしょうか。
我が家も毎年、鰻を食べる習慣があります。
と、同時にもう一つ習慣が、梅干しの土用干しです。
今年もやります!梅の天日干し
天日干しまでの手順としては、
- 6月の梅雨入り前に収穫
- 収穫した梅を塩漬け
- 2の梅に紫蘇を加えて漬ける←ここが今の状態
- 3の赤く染まった梅を土用の丑の日に天日干し
土用の丑の日の頃は、晴天が続くといわれている頃。
太陽の強い日差しが、梅の水分を飛ばし、おいしくしてくれるといわれています。
梅と紫蘇を籠に出す
我が家は、土用の丑の日を目安に干しています。
その年の天候によって、天日干しの日をずらすことも。
今年は、子ども達も手伝ってくれました。
手袋をはめて、亀や樽に入った梅漬け状態の梅と紫蘇を分けて籠に出します。
手袋をするのは、
- 痒くならないため
- 手が赤く染まってしまわないように
- いたずらされたときに、素手より手袋の方が、清潔感がありそうだから
といったところ。
3つ目の理由なんて、どうしようもないなって感じですが…。
実際、梅や紫蘇を持っていると手でこねて遊びたくなってしまうんですよね。
娘作:紫蘇だんご
母と私で、娘が作った複数の紫蘇だんごをほぐします。
いよいよ天日干し
梅と紫蘇を広げたら、日当たりの良い場所で天日干し。
半日干したところで、雷鳴が…。
慌てて梅干を屋根下に片付けます。
何とか雨が降り出す前に寄せられました。
まだ乾燥不足なので、明日以降お天気を見ながら天日干しの続きをします。
天日干し後の梅と紫蘇
半日しか干せなかった梅と紫蘇。
ところどころ、真っ白になっている梅があります。
白いのは、乾燥した部分です。
梅と紫蘇をしっかり天日干ししたら、もう一度紫蘇の液に漬けるのが我が家流。
食べられるようになるのも、もう少し。
できた梅干を食べながら、
「これは、天日干しのときに子ども達が握って潰しちゃった梅干だ!」
なんて、思うんだろうなぁとワクワク。
早く食べられるようになぁれ。
梅干はイメージよりも簡単に作れる
梅干は、塩漬けしたり天日干ししたりといった作業が必要です。
実際、手間に感じることもあるでしょう。ですが、粘土遊びや水遊びが好きなお子さんには、楽しんでもらえる作業だと思います。
いろいろな作り方があるかと思いますが、我が家は、
- 梅
- 紫蘇
- 塩
の3つで作っています。
(保存容器の消毒用に、ホワイトリカーを使用しています)
分量
梅を1kgとしたときの割合 | 我が家の分量 | ||
梅 | 1 | 1kg | 4kg |
塩(塩漬け用) | 梅の15% | 150g | 600g |
紫蘇 | 梅の20% | 200g | 800g |
塩 (紫蘇と和える用) | 梅の1.25% 紫蘇の6.25% | 12.5g | 50g |
赤味が強い梅干を作りたいときは、紫蘇の量を増やします。
我が家の梅干を作る際のポイントです。
- 傷のある梅は梅干作りには使わない
- 小梅と熟す前の硬めの大梅は、紫蘇なし硬めのカリカリ梅に
- 熟し始めた大梅は、紫蘇と一緒に赤い梅干に
- カメで梅干を作る際は、カビ予防にカメの口にホワイトリカーを塗る
- 塩分少なめの梅干はカビやすいので、毎日容器をふるう。梅に紫蘇汁(紫蘇+塩)が浸かるようにする
少ない量で作るときは、ジップロックが口を密封できるのでおすすめ。
毎日、袋をガシャガシャ振って、梅と塩、紫蘇が混ざるようにしてください。
お子さんにお願いすると、喜んでやってくれるのではないでしょうか。冷蔵庫保存しておくと、痛みにくくて良いですよ。
大きな保存容器で作るときは、冷暗所で保存します。
我が家の梅干は、昔ながらの塩がきいた保存食として活用できる梅干。
最近では、塩分控えめの梅干やハチミツ入りの甘くて食べやすい甘い梅干もありますね。
自分で作るメリットは、自分好みの味付けができること。
お子さんと一緒に、季節を感じながら、梅仕事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
6月になると、下記の店舗で取り扱いがあります。
出典:とよおか採れたて元気むら
出典:天竜 山の市
出典:青梅 | とよおか採れたて元気村 (toyooka-genkimura.co.jp)
こちらのサイトのような色鮮やかな梅が並びます
リンゴのような桃のような甘い香りがたまりません。<
ですが、どんなにおいしそうに見えても、生の青梅は体に毒なので食べないようにしましょう。ぜひ、梅干にしてからいただいてくださいね。
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